引越し料金の見積


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引越しが決まったら、まずはどこの引越し業者に仕事を頼むのかを決めることから始まります。

別の項でお話ししたように、引越しとはケース・バイ・ケースですから事前に見積りを取ることから始まります。

この見積りというのが引越し業者によって考え方や事情が異なるので同じ引越しであっても見積り内容に差がでることがあります。それならば少しでも安心して任せられる引越し業者に安くやってもらいたいのが人情です。ここでは引越しの見積りについてお話しましょう。

引越しは許認可事業だとお話ししました。許認可事業であるということは、品質保持や健全化のために色々なルールがあります。引越し事業は許認可を取るために引越約款という業者のルールを国土交通省に提出するのですが、見積りや料金設定はこの引越約款に沿って行われることが義務付けられています。

引越しの見積もりは無料、と引越し業者の広告に書かれています。テレビコマーシャルでも同様の言葉がよく見られますが、これは嘘ではありません。引越し業者の営業マンを呼んで見積もってもらう段階なら無料です。これも引越約款で義務付けられていることなので、安心して見積りをしてもらいましょう。

さて見積りの方法に各社の考え方があるとお話ししましたが、営業マンがその都度どんぶり勘定で決めていいというものではありません。見積りについても引越約款に記載されている方法で算出する必要があります。そこから先の値引き交渉などからが、営業マンと依頼者の腕の見せ所です。

引越約款によると、引越し料金は3つの料金に分類されます。それは以下の通りです。

1.基礎運賃・基礎作業料金
いわば引越しの基本料金。引越し業者はそれぞれ一般的な引越しのケースを想定して、「この範囲内なら基礎料金で可能」という基準を設けています。この基準は引越しの距離や作業時間を元に設けられています。

2.実費
引越し業者の取り分というよりは、実際に必要となる経費のような料金。引越し作業員の人件費、段ボールやクラフトテープなど引越し用資材の代金、行き先や経路によっては必要となる有料道路やフェリーの料金などが該当します。

3.付帯サービス
引越しの内容によって発生したりしなかったりする作業の料金です。よくあるのはエアコンの取り外しと取り付け。エアコンは単に外せば良いというものではなく、冷媒が抜けてしまわないように作業する必要があることから、そのための作業が必要となるため、付帯サービスとされていることが多いようです。

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このページは、isが2008年1月10日 11:17に書いたブログ記事です。

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