is: 2008年1月アーカイブ

引越し料金の見積比較


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引越し業者の営業マンが見積もりにやって来ると、必ず見積書を書いてくれます。

その見積書を置いて帰った後で、検討する際にその見積書の見方を知っておくと比較しやすいと思いますので、引越し料金を比較検討するために見積書の見方をお話ししたいと思います。

別の項でもお話ししましたように、引越し料金は3つの料金体系に分類されます。見積書にもそのように記載されていますので、それぞれの部分において比較すれば良いことになります。

引越しの見積書は大きく分けて基本的な料金、実費、付帯サービスに分類されるとお話ししました。実費の部分は引越し業者も支払わなければならない部分ですから見積り通りで変えようがありませんが、基本的な料金や付帯サービスについては交渉の余地があります。最近では複数の引越し業者に相見積りを出して、比較するという人が多くなっていますから、この部分で他社と比較しながら交渉するのが効果的です。

どの引越し業者も同じ商売をしているので、それほど大きな差が出ることはありません。それは出来る範囲で価格面の努力をした結果だからです。ですが最初の段階でいかにも何も知らない人だと思われた場合は違ってくるかも知れません。引越し業者も商売ですから、厳しい交渉をしてくる人でなければ少しでも多く利益を取りたいと考えるのは当然ですからね。

引越し業者には悪いですが、この段階で見積りの見方を知っている人であるとか、他の引越し業者への相見積りをしていることを伝えておくと営業マンもそれなりの見積書を書いてくれることでしょう。

ここで注意したいのは見積り段階では記載されていなかった部分について、引越し当日になってから追加料金が発生してしまうことです。引越し業者の営業マンはプロですが、家中の家財道具を中まで見たわけではありません。家の中を見てみたらたんすが3つあったのでそのように見積りをしたとしても、実際に運ぼうとしたらボロボロになっていて普通の方法では運べなかったという場合は追加作業が必要になるので追加料金になってしまいます。心当たりがあれば見積りの際に出来るだけ伝えておいたほうが見積もりと実際の料金との誤差をなくすことが出来ますから、これも心がけておくと良いと思います。

また、見積り段階で他の業者と比べて異様に安い場合も要注意です。見積り段階で安い料金を提示しておいて自社への注文を取り、実際の引越しをする段階になって追加料金...ということになっては見積りの意味がなくなってしまいます。

引越し料金の見積


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引越しが決まったら、まずはどこの引越し業者に仕事を頼むのかを決めることから始まります。

別の項でお話ししたように、引越しとはケース・バイ・ケースですから事前に見積りを取ることから始まります。

この見積りというのが引越し業者によって考え方や事情が異なるので同じ引越しであっても見積り内容に差がでることがあります。それならば少しでも安心して任せられる引越し業者に安くやってもらいたいのが人情です。ここでは引越しの見積りについてお話しましょう。

引越しは許認可事業だとお話ししました。許認可事業であるということは、品質保持や健全化のために色々なルールがあります。引越し事業は許認可を取るために引越約款という業者のルールを国土交通省に提出するのですが、見積りや料金設定はこの引越約款に沿って行われることが義務付けられています。

引越しの見積もりは無料、と引越し業者の広告に書かれています。テレビコマーシャルでも同様の言葉がよく見られますが、これは嘘ではありません。引越し業者の営業マンを呼んで見積もってもらう段階なら無料です。これも引越約款で義務付けられていることなので、安心して見積りをしてもらいましょう。

さて見積りの方法に各社の考え方があるとお話ししましたが、営業マンがその都度どんぶり勘定で決めていいというものではありません。見積りについても引越約款に記載されている方法で算出する必要があります。そこから先の値引き交渉などからが、営業マンと依頼者の腕の見せ所です。

引越約款によると、引越し料金は3つの料金に分類されます。それは以下の通りです。

1.基礎運賃・基礎作業料金
いわば引越しの基本料金。引越し業者はそれぞれ一般的な引越しのケースを想定して、「この範囲内なら基礎料金で可能」という基準を設けています。この基準は引越しの距離や作業時間を元に設けられています。

2.実費
引越し業者の取り分というよりは、実際に必要となる経費のような料金。引越し作業員の人件費、段ボールやクラフトテープなど引越し用資材の代金、行き先や経路によっては必要となる有料道路やフェリーの料金などが該当します。

3.付帯サービス
引越しの内容によって発生したりしなかったりする作業の料金です。よくあるのはエアコンの取り外しと取り付け。エアコンは単に外せば良いというものではなく、冷媒が抜けてしまわないように作業する必要があることから、そのための作業が必要となるため、付帯サービスとされていることが多いようです。

引越し業者


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テレビを見ていると引越し業者のテレビコマーシャルをよく目にします。
ドラえもんのキャラクターで有名なアート引越センター、マイスタークォリティーというコピーが有名なサカイ引越センター、小さな女の子と象のキャラクターの松本引越センター、俳優の赤井英和が登場するアリさんマークの引越社...テレビコマーシャルで頻繁に目にする引越し業者だけでもこれだけあるのですから、実際には中小業者もあわせると膨大な数の引越業者があります。他にも宅配便業者や軽貨物業者なども引越しパックなどの商品を販売しています。

これだけたくさんの引越し業者があるということは、それだけ引越しの需要が大きいことを示しています。

ところで、先ほどから引越し業者とひとくくりにしてお話していますが、この引越し業者というのはトラックを購入すれば誰でもすぐに始められるものではないことをご存知でしょうか。

引越しを引き受けてそれを商売にするには、関係官庁の許可が必要になります。
そうです、引越し業者は許認可事業なのです。全てがそうだとは言い切れませんが、一般的に人の生命や財産を取り扱う商売については許認可が必要になるようになっています。医師や看護師は人の生命を取り扱いますし、弁護士や税理士は人の財産を取り扱いますから国家資格が必要になっています。引越し業者も人の財産を運ぶのですから、許認可が必要だという考え方です。

この際に必要になる許認可は「一般貨物自動車運送事業」と言います。この資格を持っている事業者のトラックはナンバープレートが緑色なので、一般のトラックとは区別されます。引越し業者や宅配便業者のトラックは全てナンバープレートが緑色なのですぐに分かります。また軽自動車を使って荷物を運ぶためには「貨物軽自動車運送事業」という資格が必要です。軽自動車のナンバープレートは黄色ですが、この資格を持っている軽トラックについては黒色となっていますので、すぐに分かります。赤帽などがそうですね。

お客さんの大切な荷物を運ぶのですから、引越し業者はこの資格を取得していることが大前提となっています。ですが、大手の引越し業者に依頼したのに引越し当日にやって来たのはナンバープレートが白色だったということが以前よくありました。これは下請けの無認可業者に仕事を回しているためで、これだと正規の認可業者に依頼する意味がなくなってしまうため、業界でも問題視されていました。現在ではこのようなことはほとんどなくなっています。

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