引越しを済ませると、各種手続きの後でしなければならないことがあります。
それは引越しの事実を人に知らせることです。各種サービスを受けている会社への連絡は事務的に電話やインターネット上での手続きでOKですが、知人や友人、お世話になっている方などはそうはいきませんね。特に毎年年賀状のお付き合いがある人には、新住所をちゃんと知らせておかないと新年の年賀状が届かないことになってしまいます。
そんな引越しハガキについて、最近では色々なサービスが充実しているのでご紹介しましょう。インターネット上で引越しハガキの作成を支援するサービスが色々登場しており、検索エンジンの調査でも引越し関連のキーワードでは「はがき」「挨拶」「挨拶状」などのキーワードと一緒に検索している件数が非常に多いことが分かっています。それだけ引越しハガキについて何らかの情報をインターネットで得ようとしている人が多いということですね。
引越しをしたら、そのことを親しい人やお世話になっている人に知らせる必要がありますが、それをハガキで出すのが一般的です。これを転居ハガキと呼びまして、印刷屋さんにとっては意外に大きな市場だそうです。そのため、一般向け印刷を請け負っている印刷業者はこの転居ハガキに力を入れており、美しいデザインのテンプレート(ひな形)などを用意しています。最近ではパソコンの普及と、ハガキ作成ソフトなどの普及によって、年賀状を自宅で作成する人が増えました。年賀状が作れるということは転居ハガキも作れるわけで、素人でもプロ顔負けの転居ハガキを作ることが出来ます。そのために印刷業者のホームページなどにはその元となるデータを配布しています。
ただテンプレートを配布しただけでは印刷業者は儲けになりません。印刷業者も商売なのですから、ここでテンプレートを配布して、最終的な印刷を自社で任せて欲しいという思惑があります。
さて引越しをした後にすることと言えば、次は新しい家のご近所さんへのご挨拶。最近では、特にマンションなどではこうしたご挨拶が少なくなったようですが、やはりこれから色々とお世話になる人なのですから、ちょっとした品物を持ってご挨拶に行きたいものです。この時のちょっとした品物というのは、古くは石鹸が定番でしたが今では形にとらわれずに菓子折りでも何でもいいと思います。大事なのは引っ越してきたことの報告とご挨拶なのですから、笑顔でご挨拶できればそれが一番です。